専門用語集
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液状シリコーンゴム(選択接着性)
一部の異種材(樹脂・金属)は、プライマーレスで接着成形が可能です。
しかし、金型の材質、表面状態により、液状シリコーンゴム(選択接着性)が接着する場合があります。
シリコーン
シロキサン結合による主骨格を持つ、人工高分子化合物の総称です。
語源は、ケトンの炭素原子をケイ素原子で置換した化合物を意味する、シリコケトン(silicoketone)です。
ただし、慣用的に低分子シラン類を含む有機ケイ素化合物全般を指す意味で使用される場合もあります。
化学的には、ジクロロジメチルシランをはじめとする各種のシラン類を加水分解し、生成したシラノール (R3Si-OH) が脱水縮合したオリゴマー、ポリマーです。 モノマーが10(または20)以下の比較的低分子のものは、ポリシロキサン (polysiloxane) または単にシロキサンと呼ばれます。
なお、高分子で合成樹脂として用いられるものは、一般に「シリコン樹脂」あるいは略されて「シリコン」と呼ばれることが多く、元素・単体のケイ素 (silicon) と紛らわしいので注意が必要です。
プライマー
プライマーとはprimary(最初の)に由来する用語で、最初に塗る塗料という意味です。
但し、"最初に塗る"ということは"下地に接触する"という事であり、かつ"次に塗る塗料と接触する"という事であるので、それを利用して技術上の細工を施す事ができます。プライマーを塗る目的は、接触面に特別な機能を持たせるためです。
ミラブル型シリコーンゴム
ロール(ロールミル)を用いて成形加工するシリコーンゴムのことです。
ミラブル型シリコーンゴムはHCR(Heat Cured Rubber) HVR(Heat Vulcanizing Rubber)などとも呼ばれています。
汎用、高引き裂き性、耐熱性、難燃性、導電性、などのグレードがあります。ミラブル型シリコーンゴムは形状が粘度状のため加工するのに扱いやすいメリットがあります。
ロールを用いて、着色や異種硬度同士のブレンドなども容易に加工することが可能です。しかし、成形するには特殊機械(成形プレス)が必要になってしまいます。
また、液状シリコーンゴムと比較して硬化時間が長い。

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